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DAQボードで実際に利用できるサンプルレートはいくつですか?



ハードウェア: PXI/CompactPCI>>Controllers

問題:

 アナログ入力・出力タスクのサンプルクロックがオンボードクロックを整数で割った値から生成されることから、DAQボードのサンプリングレートは有限の組み合わせであることは分かります。
 技術データベース「データ集録の際に指定したスキャンレート(サンプリングレート)ですが、実際のスキャンレートはどうなっていますか?」に書かれているように、設定したサンプリングレートと実際に使われるサンプリングレートはわずかに異なると思いますが、実際に自分の使用しているデバイスで利用できるサンプリングレートをどのようにして知ることができますか?



解決策: ほとんどのDAQデバイスは20 MHzと100 kHzの2つのタイムベース周波数を持っています。与えられたタスクに対して所望のサンプルクロックを得るために、このマスタータイムベースが除算されます。除数は常に整数値であり、DAQボードのモデルにより整数のサイズは異なります。

Eシリーズ:
AIサンプルクロック除数: 24ビット
AI変換クロック除数: 16ビット
AOサンプルクロック除数: 24ビット

Mシリーズ:
AIサンプルクロック除数: 32ビット
AI変換クロック除数: 32ビット
AOサンプルクロック除数: 32ビット


 例えば除数が16ビットだとします。この場合のサンプリングレートは20 MHzタイムベースを除数で割っていった値、すなわち

20 MHz/216、20 MHz/(216-1)、20 MHz/(216-2)・・・、(デバイスの最大サンプリングレート)

という様になります。

関連リンク: 技術データベース: データ集録の際に指定したスキャンレート(サンプリングレート)ですが、実際のスキャンレートはどうなっていますか?

添付:


Sample Clock Timebase-Divisor Demo.vi - Sample Clock Timebase-Divisor Demo.vi


報告日時: 05/12/2004
最終更新日: 07/01/2009
ドキュメントID: 39BCDJMV