NI Vision Softwareライセンス提供

概要

この記事では、Vision Development Module、Vision Acquisition Software、Vision Builder for Automated InspectionなどのNI Vision製品を使用してアプリケーションを開発またはデプロイするために必要なライセンスについて説明します。

内容

メモ: 他社製画像入力デバイスの場合、NI-IMAQdxドライバソフトウェアが必要です。これは、Vision Acquisition Software (VAS) に付属しています。

Vision Acquisition Licenceが必要かどうかの詳細については、こちらのナレッジ記事をご覧ください。

Vision Development Module(VDM)

NI Vision Development Moduleの開発システムのソフトウェアには以下が含まれます。 

  • NI Vision Development Moduleソフトウェア(Vision Assistant付属)
  • モジュールに含まれる各種VIおよび機能を使用するためのライセンス
  • VDMをインストールしたコンピュータで使用できるVASのライセンス(単一)
  • VDMランタイムエンジン(RTE)のライセンス(単一)。これにより、VDM VIと機能が含まれる実行可能ファイルを、開発用コンピュータとは別の単一のターゲットコンピュータ上で実行できます。

インストール後にアクティベーションしていない場合、VDMはデフォルトで30日間の試用期間になります。

 

Vision Acquisition Software(VAS)

NI Vision Acquisition Softwareには以下が含まれます。

  • NI-IMAQ、NI-IMAQdx、およびNI-IMAQ I/Oイメージ収集ドライバ
  • 1台のコンピュータ用のNI-IMAQdxのライセンス(単一)

FireWire(IEEE 1394)、GigE(ギガビットEthernet)、およびUSB(USB3 VisionまたはDirectShow準拠)カメラのサポートを含むNI-IMAQdxドライバに対してのみアクティベーションが必要となります。NI-IMAQおよびNI-IMAQ I/Oにはアクティベーションは不要です。

インストール後にアクティベーションしていない場合、NI-IMAQdxドライバはデフォルトで30日間の試用期間になります。30日間の試用期間が終了すると、NI-IMAQdxドライバとそれに対応するVIおよび機能は動作しなくなります。ただし、ライセンスを必要としないドライバであるNI-IMAQとNI-IMAQ I/O、およびそれらに対応するVIおよび機能は、引き続き動作します。

VASのライセンスを購入すると、アップグレードは永年無料となります。VASライセンスは、開発用コンピュータとデプロイメント用コンピュータの両方に個別に購入する必要があります。VASランタイム用のドライバおよびライセンスはありません。

 

Vision Builder for Automated Inspection(VBAI)

VBAIのライセンス提供には3種類の組み合わせがあります。 

Vision Builder for Automated Inspectionには以下が含まれます。

  • VBAIをインストールしたコンピュータ用のVASライセンス(単一)

 

Vision Builder for Automated Inspection開発キット(VBAI)

Vision Builder AI開発キットを使用すると、任意のVision Builder AI検査で使用するためのカスタムステップを作成できます。LabVIEWで新しいステップを作成およびビルドするには、ツールキットのライセンスが必要です。カスタムステップを保存して配布するにはLabVIEWアプリケーションビルダも必要となりますが、ビルド済みのステップを使用する場合はツールキットのライセンスを取得する必要はありません。

 

Vision Development Module Run-Time Engine(VDM RTE)

VDM VIおよび機能を含む実行可能ファイルをデプロイするには、NI Vision Development Module Run-Time Engineのライセンスが必要です。VDM Run-Timeライセンスには以下のものが含まれます。

  • 1台のコンピュータ用のVDM RTEのライセンス(単一)
  • 同一のコンピュータ用のVASのライセンス(単一)

VDMを使用したアプリケーションのデプロイメントは、シングルシートライセンスに基づきます。これは、デプロイするコンピュータごとに個別のライセンスを購入する必要があることを意味します。

VDM RTEは、VDMがインストールされているコンピュータには推奨されません。VDMがすでにアクティベートされているコンピュータにVDM RTEをインストールする場合は、アクティベーションは不要です。 

VDM RTEのライセンスを購入すると、そのシリアル番号を使用する場合にアップグレードが永年無料になります。

VDMがインストールされているシステムでボリュームライセンスマネージャー(VLM)を使用している場合、実行可能ファイルは、ボリュームライセンスサーバーを通じてVDMまたはVDMデバッグデプロイメントライセンス(VDM DDL)がアクティベートされている時にのみ実行できます。1台のコンピュータで1人の開発者がVDMまたはVDM DDLライセンスにアクセスできる場合、そのコンピュータ上で他のユーザーがVDM VIおよび機能を含む実行可能ファイルを実行するには、VDMへのアクセス権が必要になります。

メモ: 2013年以降、VDM RTEは評価モードでは使用できません。VDM RTEの評価用の一時的なライセンスファイルを生成するには、お近くの営業担当者にお問い合わせください。

 

Vision Development Moduleデバッグプロメントライセンス(VDM DDL) – デプロイ済み実行ファイルオプション

VDM DDLは、デバッグが必要なアプリケーションでVDM RTEの代わりに使用することを目的としています。VDM DDLをアクティベートするには、最初にVDMをインストールする必要があります。VDMをインストールした後、VDM DDLを使用してDebug Deploymentオプションをアクティベートする必要があります。VDM DDLは、VDM RTEを自動的にアクティベートします。VDM DDLをインストールしたコンピュータで完全な開発環境が必要な場合は、VDM開発ライセンスを購入する必要があります。

VDMがインストールされているシステムでボリュームライセンスマネージャー(VLM)を使用している場合、実行可能ファイルは、ボリュームライセンスサーバーを通じてVDMまたはVDM DDLがアクティベートされている時にのみ実行できます。1台のコンピュータで1人の開発者がVDMライセンスにアクセスできる場合、そのコンピュータ上で他のユーザーがVisionの機能を含む実行可能ファイルを実行するには、VDM DDLまたはVDMへのアクセス権が必要になります。

メモ: また、LabVIEW Visionアプリケーションをデバッグするには、VDM DDLをインストールした上でLabVIEWデバッグデプロイメントライセンスが必要になります。

 

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