Archived: PCMCIAカードでアナログ入出力を行っている際、なぜ転送エラーやバンド幅エラーが発生するのですか。

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ハードウェア: Multifunction DAQ (MIO)

問題: EシリーズDAQボードを使用してデスクトップPCでVIを作成しました。そのVIはアナログ入出力を連続で行うもので、デスクトップPCでは正常に動作していました。しかし、同じVIを、EシリーズDAQカードを使用してノートPCで実行すると、エラー-200018や転送エラーもしくはバンド幅エラーが発生します。

解決策: PCIバスはDAQボードからPCのメモリにデータを転送する際、DMA転送するようにデフォルトで設定されています。一方、PCMCIAバスは、IRQデータ転送のみが可能です。
そのため、PCIバスを使用するDAQボードは、大きなデータ量のアナログ入出力が可能です。PCMCIAバスは、転送できるデータ量が制限されており、その上限値はその時点でのシステム状況に依存してしまいます。これらのエラーを回避するためには、PCMCIAバスの使用を避け、具体的以下の3つのことを検討してください。
  1. DAQボードのオンボードFIFOメモリをアナログ出力に使用してください。このとき、アナログ出力は各バッファから定期的に行ってください。尚、PCMCIAバスではFIFOを使用したアナログ出力はできませんので注意してください。詳細は、下記の関連リンク「アナログ出力のFIFOモードとは何ですか?また、どのように使用すればよいのでしょうか?」を参照してください。
  2. シリアル通信やGPIB通信が可能な外部機器を使用してください。
  3. DAQPAD (USBタイプDAQボード)やPXI、PCIカードを使用してください。

    関連リンク: Knowledgebase 2OI95OEW. アナログ出力のFIFOモードとは何ですか?また、どのように使用すればよいのでしょうか?


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    報告日時: 03/15/2004
    最終更新日: 01/29/2006
    ドキュメントID: 37ED5C1E