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SCOPE Soft Front Panelで同じ信号を集録した際の両チャンネル間に発生するオフセット

ハードウェア: Modular Instruments>>High-Speed Digitizers (Scopes)

問題: 購入したNI製高速デジタイザが正常に動作するか確認するため、両チャンネルに同じ信号を接続し、SCOPE Soft Front Panelを起動し集録を行いました。すると両チャンネル間でY軸に対しオフセットが生じます。これは、デバイスを校正する為にナショナルインスツルメンツへ依頼する必要があるのでしょうか?

解決策: ナショナルインスツルメンツへ校正を依頼する前に、一度自己キャリブレーションをお試しください。

自己キャリブレーションはSCOPE Soft Front Panelを使用して行います。メニューバーのUtility >> Self Calibrationを選択します。

(補足)LabVIEWをご利用の場合はWindowsスタートメニューからプログラム >> National Instruments >> NI-SCOPE >> Examples >> LabVIEWx(xはバージョン)のフォルダ内にあるniScope EX Calibrate.viを実行してください。

自己キャリブレーションは以下のような利点があります。
※デバイスによって機能が違いますのでご注意ください

  1. デバイスを使用してDCのゲインやオフセットエラーを正確にします。これは入力インピーダンス(50Ωと1MΩ)と全てのフィルタパス(有効/無効)の両方または全てのレンジに対して行われます。

  2. トリガレベルのオフセット及びゲインを校正します。

  3. トリガタイミングとタイムスタンプの精度を保障するためにTime to Digital Conversion(TDC)回路を校正します。

  4. 1MΩ入力インピーダンスの扁平化を行います。このとき入力キャパシタを補正することで選択されたアッテネータレンジに関わらず等しくなります。


自己キャリブレーションは以下のデバイスでサポートされています。

  • NI5102(※)

  • NI5112

  • NI5122

  • NI5124

  • NI5911

※Random Interleaved Sampling(RIS)タイミングのみ校正します

自己キャリブレーションを使用することで、NIST(米国標準局)トレーサブルではない環境において使用しているデバイス自信で校正を行うことが出来ます。従ってNISTに準拠した校正でないことをご承知ください。これは精密な安定性のある内部の参照電圧を利用してデバイスを調整しています。温度のような外部要因により測定値に影響する環境でディジタイザを使用する場合は必ず自己キャリブレーションを行ってください。また、ナショナルインスツルメンツへ依頼する校正(NISTトレーサブル)を行った後は自己キャリブレーションを行う必要があります。

最適なパフォーマンスで使用するために、新たなシステムでデバイスを使用する場合は自己キャリブレーションを行います。また、前回自己キャリブレーションを行った際の環境温度から5℃以上の差がある環境で使用する場合やその日から90日以上が経過している場合も同様です。このれにより2年毎に行うNISTに準拠した校正を行わず、使用環境の気温変化に対応して、DC成分の精度やAC成分の応答性、トリガレベル/タイミングを高精度に保つことができるのです。2年間有効なのNISTに準拠した校正の期限が切れた場合は日本ナショナルインスツルメンツ(TEL:0120-527-196)までお問い合わせください。
注意:上記はNI5122及びNI5124の情報に基づいて説明しています。従ってご利用のデバイスの仕様をご覧いただき使用環境温度範囲と校正期間をご確認ください。

自己キャリブレーション中は内部回路は入力電圧を自動的に絶縁しますが、その間高電圧または高周波数信号(例えば500V、500μsスルーレート)を集録すると問題が発生するかもしれません。その場合は信号の集録を止めてください。最大スルーレートが500V、500μs以下であることが確かであれば、集録を行いながら自己キャリブレーションを行うことが出来ます。

何度も発生する以下のようなオフセットも自己キャリブレーションを行えば以下のように直ちに校正することができます。

自己キャリブレーション前




自己キャリブレーション後




関連リンク:

添付:


Before Self-Calibration.JPG - Before Self-Calibration.JPGAfter Self-Calibration.jpg - After Self-Calibration.jpg



報告日時: 03/22/2005
最終更新日: 04/05/2006
ドキュメントID: 3JLGINLE

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