NI-DAQmx で、カウンタの分周比を 2 に設定する方法



使用ソフトウェア:
使用ソフトウェア・バージョン: N/A
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア: N/A
ハードウェア: Counter/Timers (TIO)>>Devices>>PCI-6601, Counter/Timers (TIO)>>Devices>>PXI-6602, Multifunction DAQ (MIO)>>E Series

問題: NI-DAQmx を使用して、NI-660x や NI-60xx シリーズのカウンタで分周する際、分周比を 2 に指定したいと考えています。NI-DAQmx の「DAQmxチャンネルの作成(CO-パルス生成-ティック)」の入力パラメータ low ticks と high ticks ともに最小値が 2 であるため、分周比は小さくとも 4 になります。


解決策: NI-DAQmx で分周比 2 に構成するには「DAQmx エクスポート信号プロパティノード」を使用して、「イベント:カウンタ出力イベント:出力状態」プロパティに「パルス」を指定します。



このプロパティは、デフォルトで「トグル」です。このとき、ソースに入ってくるパルスが指定した tick 数に達するたびに、内部のイベントラインは high/low が切り替えます。イベントラインが立ち下がるちたびに、カウンタの出力端子の high/low が切り替わります。



一方、「パルス」を指定すると、ソースに入ってくるパルスが tick 数に達するたびに、内部のイベントラインはパルスを出力します。イベントラインがたち下がるたびに、カウンタの出力端子の high/low が切り替わります。




関連リンク: 「出力状態」という名称は不適切ななので「出力動作」に変更したほうがよいと、CAR を書いておきました。NI-DAQmx 8.0 までは「出力状態」というパラメータがありますが、今後は名称が変更になるかも知れません。

添付:


diagram.png - diagram.pngpulse.png - pulse.pngtoggle.png - toggle.png



報告日時: 01/04/2006
最終更新日: 01/04/2006
ドキュメントID: 3T3L9C0T