VISAシリアルエラー -1073807312(ユーザによって転送が中止されました)が発生します



使用ソフトウェア:
使用ソフトウェア・バージョン: N/A
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア: N/A

問題:
シリアルポートに対して「VISA読み取り」VIを使用すると、不定期に「エラー -1073807312 (0xBFFF0030) - ユーザによって転送が中止されました」が発生します。
なぜこのエラーが発生するのですか?そして、どうすれば解決できますか?


解決策:
ユーザによる中止エラーメッセージは、呼び出すVIでエラーが発生し、やむを得ず終了しなければいけない状態になった際に発生します。シリアルポートでVISA読み取りを実行する際、読み取るバイト数が正しいかを確認してください。データを読み取るためにドライバの呼び出しによる割り込みが発生するまで、データはシリアルポートのFIFOバッファに保存されます。シリアルポートのバイトが速すぎて読み取れない場合、オーバーフローが発生してユーザ中止メッセージが生成されます。

LabVIEWでシリアルポートでオーバーフローを避けるには、下図のように「VISAシリアルポートバイト」プロパティノードに続いて「VISA読み取り」VIを使用して、シリアルポートで利用可能なすべてのバイトを読み取ります。

 


また、再度プログラムを動作確認する際、VISAリソース名が正しく指定されていることを確認してください。たまに、ユーザ中止エラーを受信した後、VISAリソース名がブランクに設定されます。


関連リンク:
LabVIEWヘルプ: VISAエラーコード

添付:





報告日時: 05/10/2004
最終更新日: 06/09/2016
ドキュメントID: 399AD93U