PCMCIAとは何ですか?;CardBusとは何ですか?



ハードウェア: Multifunction DAQ (MIO)

問題:
「PCMCIA」や「CardBus」といった言葉をよく見かけますが、それらの意味は何ですか?そして、どんな違いがありますか?

解決策:
“PC Card”、“CardBus”、“PCMCIA”の違いは何ですか?


PCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)はPCカードのテクノロジーを推進するPCカード技術専門委員会です。過去に、カードは“PCMCIAカード”として知られていましたが、昨今では、“PC Cards”はその技術に基づいた製品を指し、“PCMCIA”は協会のことを指します。“CardBus”と “PC Card” は、ラップトップやデスクトップやPDA上の、PCMCIAインターフェースに代わる2つのタイプです。PC Cardは16ビットのインターフェースで、CardBusは32ビットのインターフェースです。CardBus(32ビット)の方が高いデータレートをサポートします。

“PC Card”にできることは何ですか?
PC Card は移動可能な旧ISAカード(16ビット)で、よく“PC Card-16”、“レガシPC Card”、“R2 カード”などと呼ばれます。 これらは、同じようにISAホストバスとして働きます。つまり、これらのカードはいわゆるレガシー・インタラプト(非PCIインタラプト)を要求ことを意味します。一般的なPCカードはI/O電圧を5V使いますが、PCMCIA 2.x スタンダードは低電圧の3.3Vを導入しました。低電圧カードを5Vのソケットに挿入しないようにするために、低電圧は割りピンされて5Vソケットに入れられないようになっています。大体のソケットは5Vと3.3Vの両方を受け入れることができます。

CardBusとは何ですか?
CardBusとはPCカード技術の32ビット版です。CardBusは、1995年のPC Cardスタンダードのリリースに際し実用化され、132MB/sもの転送速度が実現されました。PC Card-16の他に、CardBusは電圧範囲を3.3V(低電圧)に制限します。CardBusはすべてに関してPCIと共通はしていませんが、信号プロトコルは同一です。PC Card インターフェースのピン配置は、挿入されたカードの性質が一旦きめられると、動的に再定義されます。最近のラップトップは大体CardBusソケットが付いてきます。CardBusソケットは32ビット1CardBusとPC Card-16の両方を受け入れ操作することができます。アダプタの性質は、CardBusソケットに挿入されたカードの性質に基づいてプログラム的に設定されます。しかしながら、低電圧のみのCardBusソケットは、5VのみのPCカードに電源供給することはできません。

CardBusは金色の金属のストリップがカードの端についているので見分けやすいです。これは、CardBusは転送速度が速いため特別にシールドが必要だからです。PCカードのスロットと違って、CardBusスロットはDirect Memory Access (DMA)とバス・マスタリングをサポートします。

これはナショナルインスツルメンツのPCカードにどう影響を及ぼしますか?
全てのナショナルインスツルメンツ社のPCカードはPC Card-16と互換性があり(2001年9月現在)、全てのノートブックのPC-CardとCardBusスロットで動くはずです。

ひとつだけ注意したいこと:
ISA Bus は市場から消え去ろうとしている為に、デスクトップ用のPCI-to-PC カード変換装置が普及してきています。このようなシステムでは、PC Card-16からホストに、レガシー・インタラプトをルートするなんらかの方法がなければなりません。レガシー・インタラプトをルートする一般的な方法はシリアルかされたIRQを通して行います。PCIキャリア/マザーボードの組み合わせによっては、このインタラプトでする方法でできないものもあり、PC Card-16は動きません。

関連リンク: CardBus についてのMicrosoft 開発者用インフォメーション

PCMCIA ホームページ

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報告日時: 09/24/2001
最終更新日: 12/14/2010
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