NI-PXIボードはどのようにPXIシャーシのバックプレーンへマッピングされますか?
ハードウェア: PXI/CompactPCI
問題: NI-PXIシャーシのスタートリガ、PXIトリガライン、10MHzバッグプレーンクロック、及びローカルバスを使用できるハードウェアはどのようなものがありますか
解決策: NI-PXIボードはそれらのグループによって異なる機能を持つため、PXIのバッグプレーンの使用もボードによって異なります。
- 他のPXIのタイミング及び、同期機能を提供しているのはPXIシャーシの何番スロットですか?
- PXIバッグプレーンのPXIタイミング及び同期仕様を使うために、PXIボードの条件は?
- NI-PXIボードはPXIのバッグプレーンをどのように使いますか?
Please note, the images included in the body of this document are also available for download in the Attachments section below.- 他のPXIのタイミング及び、同期機能を提供しているのはPXIシャーシの何番スロットですか?PXIのタイミング及び、同期機能を提供しているのはPXIボードのJ2コネクタ(PXIシャーシのP2コネクタ)です。
- 10MHzバックプレーンクロック: スロット1番(コントローラ用のスロット)を除く全スロットへ10MHzクロック信号が等しい長さのTraceで提供されます。一般的なPXIスペック(Link)によりますと、こういった信号は+/-100ppmの正確さを持つ必要がありますが、NIのシャーシは+/-25ppmの正確さを提供します。この内部クロックを同じシャーシのスロット2番にインストールされている10 MHzのクロック機能を持つPXIボードあるいは、他のPXIシャーシからのCLK10s10信号で上書きする事が可能です。あらゆるPXIボードは通常このCLK10信号を基準信号として使用し、PLL技術を用い、内部クロックを同期させます。
- PXIスタートリガ:スロット2番にはPXIスタートリガ機能が含まれています。従って、スロット2番にインストールされているボードは他のスロットにデジタルTTL信号を5ns以下の遅延(propagation delay)で送ります。この開始トリガは全てのスロットに等しい長さのワイヤを介して転送されるため、同じシャーシ内の全てのPXIボードを正確に同期させる事が可能です。
- PXIトリガバス: コントローラスロット(スロット1番)を含め、全てのPXIスロットはタイミング及びトリガ信号(デジタルTTL信号)の受送信が可能です。信号の質を保つため、20MHz以上の周波数のTTL信号の送信はお勧めいたしません。
- ローカルバス:各PXIスロットには二つのローカルバス、(LBL:Local Bus LeftとLBR:Local Bus Right)が格納されています。1つのローカルバスは13ライン幅で構成され、格バスは左右の周辺ボードを繋いでいます。スロット2番のLBLはスタートリガとして使われます。このローカルバスラインは高速のデジタル及びアナログ信号(42Vまで)を転送することが可能です。

尚、全てのPXIボードがPXIバッグプレーンのタイミング及び同期機能を活用できるのではありませんので、ご注意下さい。お持ちのPXIボードがPXIバッグプレーンのどの機能に対応するかはユーザマニュアルもしくはドライバの説明書をご参照下さい。 - PXIシャーシのバッグプレーンのPXIタイミング及び同期仕様を使うためのPXIボードの条件は?
- まず、PXIボードはPXIシャーシのバッグプレーンに物理的に接続する必要があります。実際のピン配置はボードのユーザマニュアルを参照下さい。下記の表はPXI Eシリーズユーザマニュアルの記載されているPXI-EシリーズボードとPXIバッグプレーンのピン配置を示します。
| PXI E Series Signal | PXI Pin Name |
PXI J2 Pin Number |
| RTSI Trigger (0...5) | PXI Trigger (0..5) | B16,A16,A17,A18,B18,C18 |
| RTSI Trigger (6) | PXI Star | D17 |
| RTSI Clock | PXI Trigger (7) | E16 |
| Reserved | LBL(0..3) | C20, E20, A19, C19 |
| Reserved | LBR(0..12) | A21, C21, D21, E21, A20, B20, E15, A3, C3, D3, E3, A2, B2 |
ご覧の通り、PXI-EシリーズボードはPXIシャーシのPXIトリガライン0、1、2、3、4、5、7(6を除く)及び、PXIスタートリガラインを使用します。しかし、PXIのバッグプレーンクロックは使用出来ません。PXI-Eシリーズボードは4つのローカルバスレフトライン(LBL:Local Bus Left)と全てのローカルバスライトライン(LBR:Local Bus Right)を内部的に接続し、使用しています。これらのローカルバスラインはドライバレベル、即ち、NI-DAQレベルで決められている機能であるため、ユーザがアクセスすることは出来ません。
- インストールされているスロットにより、PXIボードは異なる機能を果たす事が出来ます。その場合は、それに合わせてドライバから正しい設定を行う必要があります。即ち、PXIボードがPXIシャーシのバックプレーンのタイミング及び同期ピンに接続されていても、ドライバでユーザがその機能を使えるように設定しておかないとそういった機能は使用できません。NIのドライバはNI-PXIボードのそういった機能を活用出来るようにプログラムされています。正しいドライバのダウンロードは下記のリンクをご参照下さい。
- 正しいPXIのシステム初期化ファイル(PXISYS.INI)をシステムディレクトリに保存して下さい。PXISYS.INIファイルにはシステムの構成が記述されており、PXIシャーシのPCIバスをPXIシャーシのスロット番号に割り当てます。PXIのスペックでは下記の3種類のスロットを定義されています。 PXISYS.INIについての詳細は下記のリンク(KB:1EGB71UI及び 2MDFG2WD)を参照下さい。
- システムスロット:シャーシの最左端のスロット(スロット1番)の事。シャーシの前面のスロット番号「1」は三角形に囲まれて表示されています。このスロットにコントローラをインストールします。
- スタートリガコントローラ:左から二番目のスロット2の事。PXIのスタートリガラインを利用するためには、そういった機能を持ったボードをスロット2番にインストールする必要があります。内部基準信号(10Mzのクロック信号)の代わりに外部の信号をクロック信号として使う場合は、そういった機能(Override機能)を持つボードをスロット2にインストールして下さい。シャーシの前面のスロット番号「2」はダイヤモンド形に囲まれています。尚、このスロットは普通のPXIボードをインストールして、周辺スロットとしても使えます。その為、スロット番号「2」は○にも囲まれています。
- 周辺スロット:スロット1及びスロット2以外のスロットの事。PXIボードの仕様により、PXIスタートリガ、10Mzのクロック信号、もしくはPXIトリガラインを使用するボードもあり、隣ボード間のデータ転送のため、ローカルバスを使用するボードをインストールします。

ドライバはシステムディレクトリ内のPXISYS.INIにアクセスし、PXIシャーシのどのスロットにどのボードがインストールされているかを検索、そして異なる回路を構成します。例えば、PXI-6608カウンタボードはPXIバックプレーンのCLK10を上書きする機能を持っていますが、自動的に上書きはしません。まず、ボードのドライバ、NI-DAQがPXIシャーシのスロット2番にPXI-6608がインストールされているかを検索するため、PXISYS.INIファイルにアクセスします。それから、NI-DAQは適切な命令をPXI-6608に送り、PXIのCLK10信号を内部のCLK10で上書きします。 - NI-PXIボードはPXIのバッグプレーンをどの様に使いますか?
| Function that can be performed by PXI board | National Instruments PXI boards capable of doing this | Additional Comments |
| CLK10信号の上書き | - PXI-6608(カウンタ)
- PXI-5660(RFアナライザー)
| - PXI-6608は75ppbの正確さでバックプレーンの10MHzのクロック信号を上書きします。下記のリンクを参照下さい。
- PXI-5660は50ppbの正確さでバックプレーンの10MHzのクロック信号を上書きします。そのため、ボードのフロントパネルに外部のコネクションが必要となります。
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| CLK10信号のPLL(Phase Lock Loop) | - PXI-6115(同期サンプリングデータ集録)
- PXI-5401、PXI-5404、PXI-5411、PXI-5431(ソース)
- PXI-5112、PXI-5102、PXI-5620、PXI-5621 (高速デジタイザー)
| - PXI-6115はPXIシャーシにインストールされると自動的にCLK10信号をPLLします。
- PXI-5401、PXI-5404、PXI-5411、PXI-5431はCLK10信号をPLLするには、プログラミングが必要です。PXI-5431及びPXI-5411はAWGモードで使われる際にはPXIバックプレーンクロックをPLLします。
- PXI-5112、PXI-5102、PXI-5620、PXI-5621はCLK10信号をPLLするには、プログラミングが必要です。
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| PXIスタートリガの誘導 | - PXI-5112(高速デジタイザー)
- PXI-7344(モーション)
- PXI-4472(DSA)
| - PXI-5112とPXI-7344はPXIスタートリガラインにデジタルパルスを送信する事が出来ます。
- PXI-4472はPXIスタートリガラインを通して他のPXI-4472ボードに内部クロック信号を送信します。この信号は他のPXI-4472ボードがすぐ使えるようにするオーバーサンプリングクロックです。しかし、この機能はあまりお勧めいたしません。 詳細は下記のリンク(KB:2BT91R2L)を参照下さい。
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| PXIスタートリガの受信 | - バスインタフェースモジュール、PXI-660x及びPXI-653xを除く大体のNI-PXIボード
| - 通常、ボード上の内部信号、RTSI6はシャーシのPXIスタートリガラインに転送されます。
- 詳細は下記のリンク(KB:2S2BFCQ7)を参照下さい。
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| PXIトリガへの書き込み/読み取り | - 大体のNI-PXIボードは7個の内部RTSIラインを持ち、PXIバックプレーンのピンに下記の様に転送されます。
| - RTSI0≫PXIトリガ0
- RTSI1≫PXIトリガ1
- RTSI2≫PXIトリガ2
- RTSI3≫PXIトリガ3
- RTSI4≫PXIトリガ4
- RTSI5≫PXIトリガ5
- RTSI6≫PXIスタートリガ
- RTSI7≫PXIトリガ7
- PXI-653xの除くNIのPXIボードはPXIトリガ6番への接続が無い点にご注意下さい。
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| ローカルバスの使用 | - All MIO E series Data Acquisition boards
- PXI-4060 and PXI-4070 (High Resolution Digitizers)
- PXI-653x (Digital)
- PXI-650x (Digital)
- PXI-4021 (Switch Controller)
| - PXIコンボシャーシ(PXI–101xシャーシ)のSCXI部分を制御するためにはPXIボードを最右端のスロット(PXI–1010の場合はスロット8、PXI-1011の場合はスロット12)にインストールする必要があります。ローカルバスはコンボシャーシの最右端のスロットにインストールされているボードのみ使用します:
- MIO-E-シリーズデータ集録ボード: PXIコンボシャーシのバッグプレーンを介してSCXIモジュールをマルチプレクスモードで制御します。SCXIモジュールをパラレルモードで制御する場合は、バッグプレーンを使わず、データ集録ボードの前面のケーブルコネクタとSCXIモジュールの後面を物理的にケーブルで繋いで使用します。SCXIモジュールは50ピンですので、SCXI-1346、SCXI-1349、SCXI-1355等、適切なケーブルアクセサリを使う必要があります。
- PXI-653x:PXIコンボシャーシのバッグプレーンを介してSCXIモジュールからマルチプレクスモードでデータを読み取りのみ行います。パラレルモードでの使用にはSCXI-1351もしくはSCXI–1355を用い、データ集録ボードの前面からケーブルでSCXIモジュールに接続させます。
- PXI-650x:SCXIモジュールからのデータをパラレルモードで読み取りのみが可能です。従って、SCXIモジュールとは外部的ケーブルを用い接続する必要があります。
- PXI-4060、PXI-4070:SCXIのバッグプレーンを制御するのは可能ですが、外部ケーブを介したSCXIスイッチモジュールからのデータの読み取りのみ可能です。
- PXI-4021:SCXIスイッチモジュールからのデータの読み取りが可能です。
詳細は下記のリンク(KB:1NFF457T)を参照下さい。
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関連リンク: PXI Alliance Member Home Page: PXI Specification
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Drivers and Updates
Knowledge Base 1EGB71UI: PXISYS.INI及び、CHASSIS.INIとは何ですか?
Knowledge Base 2BFFLABI: PXIバッグプレーンのスタートリガとは何ですか?
Knowledge Base 2MDFG2WD : Programmatic PXI Slot Detection
Knowledge Base 2S2BFCQ7: スタートリガ信号の送受信が可能なPXIボード
About Your 6608 Device
Knowledge Base 14382CPV : What is the PXI_CLK10 And Where Does It Come From?
Knowledge Base 2NFGGQAL : OCXO Stability On The PXI-6608 Counter/Timer
Knowledge Base 2CCF38PQ : Accuracy Problems when I Drive the PXI Backplane Clock with a PXI-6608
Knowledge Base 2BT91R2L : How Do I Use LabVIEW to Synchronize Multiple NI 4472 DSA Devices for PXI?
Getting Started with Multichassis Synchronization Using the NI PXI-6653 and the NI PXI-4472
Knowledge Base 1NFF457T : Configuring a PXI-1010 or PXI-1011 Chassis
添付:
報告日時: 11/24/2003
最終更新日: 08/06/2004
ドキュメントID: 33NJ1J2L