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NI Vision 8.0以降のバージョンで作成したアプリケーションを配布する方法



使用ソフトウェア:
使用ソフトウェア・バージョン: N/A
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア: Measurement Studio Add-ons>>Measurement Studio Vision Development Module

問題: Vision開発モジュール 8.0以降のバージョンでアプリケーションを作成し、デプロイメントライセンスも購入しました。
ランタイムエンジンは、どのようにインストールしたらいいのですか?
また、ターゲットPCで実行する手順はどのようになりますか?

解決策: Vision開発モジュール バージョン8.0をインストールすると、Visionランライムエンジンは開発環境のPCの下記のディレクトリにインストールされます。
C:\Program Files\National Instruments\Vision\Run-Time Engine

配布の際、このランタイムエンジンをターゲットPCに手動でインストールする方法と、インストーラに追加して自動的にインストールを行う方法があります。

手動でインストールする方法
  1. vision80rte.exe(もしくはそれ以降のバージョンの開発環境のランタイムエンジン)をターゲットPCにコピーします。

  2. vision80rte.exeを実行するとインストーラが起動し、シリアル番号などを入力する画面が表示されます。
    Visionランタイムライセンスを購入した際に9桁のシリアル番号が記載されておりますので、その番号を入力します。
    インストール時に"Install this product for evaluation"のチェックボックスにチェックを入れて実行すると評価版モードでインストールすることができます。
    インストール後、ランタイムエンジンのアクティブ化を促すプロンプトが起動します。
    ここでアクティブ化を行わない場合、評価版として30日間の実行が可能になり、
    正規版として使用する際にはアクティベーションの作業を行う必要があります。
    評価版モードでインストールした場合も同様の手続きが必要となります。

  3. 作成した実行ファイルをターゲットPCにコピーします。

  4. の実行ファイルをダブルクリックしてアプリケーションを実行します。


VisionランタイムエンジンをLabVIEWのインストーラに追加して配布する方法
  1. 通常の方法でLabVIEWの実行ファイルのビルド(作成)を行います。

  2. プロジェクトエクスプローラ上で、ファイルの追加を行い、Vision80rte.exeをマイコンピューターの下に追加します。

  3. 「ビルド仕様」から「新規」⇒「インストーラ」を選択し、「マイインストーラプロパティ」よりソースファイルを選択し、
    プロジェクトビューより適当な出力先にvision80rte.exeを追加します。

  4. インストーラをビルドします。

  5. インストーラを実行すると3で設定した出力先にvision80rte.exeがインストールされます。
    この時点ではVisionランタイムエンジンはまだインストールされておりませんので、LabVIEWの実行ファイルを実行する前にvision80rte.exeを実行する必要があります。
    その際、先に述べたものと同様のアクティブ化の手続きが必要となります。


VisionランタイムエンジンをLabVIEWのインストーラに含め、アプリケーションと同時にインストールする方法
  1. 開発用PCにVisionランタイムエンジンを評価版としてインストールします。(インストーラの設定時に追加のインストーラとして選択できるようにするためです。ただし、Vision80RTe.exeは自己解凍を行うファイルになっていて、Tempフォルダにインストールに必要なファイルを解凍してからインストールするようになっています。インストーラの初期画面で次に進まず、解凍後のフォルダをコピーして、一度インストーラを終了し、フォルダ内のsetup.exeでVisionランタイムエンジンをインストールする必要があります。)

  2. 通常の方法でLabVIEWの実行ファイルの設定を行います。

  3. プロジェクトエクスプローラの「ビルド仕様」から「新規」→「インストーラ」を選択し、「マイインストーラプロパティ」より追加のインストーラでVisionランタイムエンジンを選択します。

  4. インストーラをビルドします。

  5. インストーラを実行するとVisionランタイムエンジンがインストールされて、アクティブ化を要求されますので、指示にしたがいアクティブ化を行います。


以上の方法は、LabVIEW8.20+Vision開発モジュール8.2でも同様です。


関連リンク:
KnowledgeBase 3YC02B8V: LabVIEW 8でVision 8のランタイムエンジンを追加のインストーラに表示する方法
KnowledgeBase 2HUBJPXL: Visionを利用して作成した実行ファイルを、配布したい場合 ライセンスはいくつ必要になりますか?
KnowledgeBase 291ECBOA: How Do I Use the IMAQ Vision Deployment Engine?

添付:





報告日時: 02/10/2006
最終更新日: 02/21/2007
ドキュメントID: 3U9A7AD3