RTシリーズPXIコントローラをLabVIEW RT6.0以降で使用できるように構成する方法



使用ソフトウェア: LabVIEW Modules>>LabVIEW Real-Time Module
使用ソフトウェア・バージョン: 6.0.3
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア: N/A

問題:
LabVIEW RT 6.0以降を使用するためには、PXIコントローラをどのように構成すれば良いですか?

解決策:
PXIコントローラの構成には、Measurement & Automation Explorer (MAX) を使用してください。RTシリーズPXIコントローラを購入されますと、コントローラにはすでにRTエンジンがインストールされた状態になっていますが、MAXを使ってRT互換のPXIコントローラをRTコントローラに変更することも可能です。

PXIコントローラをLabVIEW RTと一緒に使用するには、コントローラにRTエンジンがインストールされていなければなりません。RTエンジンは、リアルタイムOS、組み込み式LabVIEW、デバイスドライバの集まりで、FTPサーバ、RDAサーバ、Webサーバが含まれています。

次の3つの方法でLabVIEW RT用にPXIコントローラを構成することができます。


  1. RTエンジンがすでにインストールされているRTシリーズPXIコントローラを構成するには下記の手順を行います。

    MAXでヘルプ →ヘルプトピック →リモートシステム→を選び、リモートシステムヘルプの目次を表示してください。構成手順の詳細は、リモートシステム構成→LabVIEW Real-Timeで起動するをご覧下さい。

  2. WindowsがインストールされているPXIコントローラを、ブートディスクを使用してRTエンジンで起動されるようにするには下記の手順を行います。

    1. PXIコントローラにRTエンジンがインストールされていない場合、まずリアルタイム・ランタイム・ライセンス(777849-01)を購入し、RTエンジンをインストールして頂く必要があります。
    2. PXIコントローラをRTエンジンから起動するには、ブートディスクが必要です。ブートディスクを挿入しないまま、コントローラを起動した場合はWindowsとして起動します。ブートディスクの作成方法と使用方法に関しての詳細は、MAXでヘルプ →ヘルプトピック→リモートシステムでリモートシステムヘルプを立ち上げ、リモートシステム構成→LabVIEW Real-Timeで起動する→PXI 起動ディスクをご参照下さい。


  3. Windowsを削除し、RTエンジンをインストールするには下記の手順を行います。

    RT PXIフォーマットハードドライブディスクを使用します。このフォーマットディスクはMAXで作成することができ、Windowsがインストールされているコントローラを、RT PXIブートディスクなしでRTエンジンとして起動することが可能になります。


    1. こちらの手順の詳細は、リモートシステムヘルプ中のリモートシステム構成→LabVIEW Real-Timeで起動する→PXI フォーマットハードドライブディスクをご参照下さい。

      注意:この操作を完了すると、ハードドライブにあるデータは完全に消去され、RTエンジンのみがインストールされます。


関連リンク:
Product Catalog: LabVIEW リアルタイムモジュール
Product Catalog: 組み込み式リアルタイム用コントローラ
LabVIEW リアルタイム サポート


添付:





報告日時: 08/17/2001
最終更新日: 03/04/2011
ドキュメントID: 2CGF3OKN