NI-CAN で使用していたデータベースを NI-XNET で使用できますか。



使用ソフトウェア:
使用ソフトウェア・バージョン: 1.3.1
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア: Driver Software>>NI-CAN

問題:
MAX (Measurement & Automation Explorer) にロードした NI-CAN のデータベース を NI-XNET で使用できますか。

解決策:
使用できます。手順は以下のとおりですが、事前に Developer Zone: Tutorial: NI-CANアプリケーションをNI-XNETに移行する をご確認頂くことをお薦め致します。
  1. MAX (Measurement & Automation Explorer) を開きます。

  2. マイシステム » データ設定 » CAN Channels を右クリック » チャンネル構成を保存 をクリックします。


  3. 適当な名前を付けて保存します。

  4. NI-XNET を使用した VI を開きます。

    メモ: 以下の手順では、例としまして、メニューバーの ヘルプ » サンプルを検索 から開くサンプルファインダ上にて ハードウェア入力と出力 » CAN » NI-XNET » セッションの紹介 » 信号セッション » CAN Signal Input Single Point.vi にございますサンプル VI を使用しています。
    NI-CAN のチャンネルは NI-XNET では「信号 (signal) 」と呼びます。

  5. フロントパネル上の XNET Signal 制御器を右クリック » Browse for Database File をクリックします。

     


    メモ: XNET Signal 制御器はブロックダイアグラム上では XNET Create Session.vi の signal list 入力端子に接続されています。 



  6.  手順 3. で保存した NI-CAN データベースファイルのファイルパスを指定します。

  7. Baud Rate を指定して OK ボタンを押します。


  8.    
  9. XNET Signal 制御器内の要素の右側の逆三角のアイコンをクリックすると、データベース内のチャンネル名がプルダウンメニューで表示されますので、チャンネルを選択します。



    メモ: 手順 5. ~ 7. により、 データベースファイルが NI-XNET に登録されます。次回以降同じデータベースを使用する場合には、XNET Signal 制御器を右クリック » Select XNET Database から、データベースを指定することができます。



    従来 MAX (Measurement & Automation Explorer) で行っていたデータベースの編集は、XNET Signal 制御器を右クリック » Edit XNET Database から開く NI-XNET データベースエディタ上で行います。

    NI-XNET では、信号セッション (チャンネル API ) だけでなく、フレームセッション (フレーム API ) においても、データベースを使用します。

    NI-XNET に登録されているデータベースは、XNET Signal 制御器を右クリック » Manage Database Aliases にてご確認頂けます。

     


関連リンク:
Developer Zone: Tutorial: NI-CANアプリケーションをNI-XNETに移行する
Developer Zone: Tutorial:  FIBEX and the NI-XNET Database Editor Overview

添付:

NI-XNET_Database_Screenshots.zip






報告日時: 09/01/2011
最終更新日: 09/04/2011
ドキュメントID: 5P0III1C