DataSocketとLabVIEW VIサーバの違い



ハードウェア: PXI/CompactPCI>>Controllers

問題: DataSocketとLabVIEW VIサーバの違いと使い分けについて教えて下さい

解決策:

DataSocket
DataSocketはネットワーク上でデータをパブリッシュしたりサブスクライブするための方法です。またプラットフォームに独立しているため、OSやハードウェアの違いに影響されません。DataSocketはネットワークで繋がったコンピュータ同士で読み書きが出来るシェア変数と類似しています。DataSocketは2台のコンピュータやコンピュータのグループ内でデータをやり取りするときに使用します。

例:研究室にあるコンピュータでデータを集録して、データ処理や解析を行うために別のオフィスにあるコンピュータにデータをブロードキャストする際、データを送信するための方法としてDataSocketを使用します。

LabVIEW VIサーバ
LabVIEW VIサーバはプログラム的にサーバコンピュータにある他のVIを実行、制御、編集する方法です。ネットワーク上でVIのアクセスを許可してから、ローカルコンピュータやネットワーク上のコンピュータに接続します。

VIサーバは以下のようなことを行う場合に使用します。

・メモリのオーバーヘッドを少なくするために、必要な時にだけ、つまりダイナミックにVIを呼び出す場合
・実行するとそのVI自身では変更がきないVIの設定を、他のVIを使用して変更する場合
・ユーザがいなかったり、ユーザインターフェースのないコンピュータにあるVIを実行する場合
・プログラムの拡張性のためにサブVIのインターフェースとなる場合

VIサーバはリモートでVIを制御したりモニタするのに使用され、DataSocketはデータをブロードキャストするのに使われます。VIサーバはVIを制御する場合に適していて、DataSocketは高速データ通信をする場合に適しています。



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報告日時: 02/26/1999
最終更新日: 03/10/2009
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