- 新しい R シリーズデバイスとはどのようなものですか?
新しい NI R シリーズインテリジェントデータ集録(DAQ)・制御モジュール4製品は、NI LabVIEW FPGA モジュールを使って構成できます。表1は、750 kS/秒の同時アナログ入力レート、1 MS/秒の同時アナログ出力レート、新しい高性能 Virtex-5 FPGA(field-programmable gate array)チップなど、R シリーズデバイスの全製品とその機能を一覧にしたものです。
これらのインテリジェント DAQ デバイスは、ユーザ定義のオンボード処理機能や自由に設定できる I/O タイミング/トリガ機能が搭載されています。NI LabVIEW FPGA モジュールを使って LabVIEW ブロックダイアグラムを作成することで、デバイスの全機能を構成できます。ブロックダイアグラムはハードウェアで実装され、全ての I/O 信号を PXI/PCI デバイスで直接かつ即時に制御できます。R シリーズと LabVIEW FPGA を使えば、下記のような高精度なタイミングや制御機能が求められる様々なアプリケーションで、ユーザ定義のハードウェアを構成することができます。
- オンボード処理機能付きデータ集録
- 高速アナログ/ディスクリート制御ループ
- パルス幅変調(PWM)とエンコーダ通信
- ユーザ定義のデジタル通信プロトコル
- 最大64ビット分解能のカスタムカウンタ
- ハードウェアタイミング(40 MHz)による条件判断
R シリーズデバイスに関する詳細情報
- 新しい R シリーズモジュールは、これまでの R シリーズデバイスとどこが違うのですか?
新しい R シリーズモジュールは、優れた最適化機能を備えた高性能なVirtex-5 FPGA を搭載していますので、これまでの R シリーズデバイスに比べ高速でのコードの実行が可能な上、LabVIEW コード容量が高められています。Virtex-5 FPGA は、リソース使用率が大幅に改善された新しい6入力ルックアップテーブル(LUT)アーキテクチャを採用し、DSP スライスを搭載することで複雑なデジタル信号処理でもさらに高速で実行することが可能となっています。新しいVirtex-5 LX30 FPGA は Virtex-II 1M ゲート FPGA の約2倍のサイズで、Virtex-5 LX50 FPGA は Virtex-II 3M ゲート FPGA よりわずかにサイズが大きくなっています。
また、NI PXI-7851R およびPXI-7852R モジュールは、8チャンネルのアナログ入力全てで16ビット分解能、最大750 kS/秒のサンプリングが可能です。PID 制御ループは、これまでの R シリーズハードウェアに比べ3.5倍以上の速さで実行でき、FPGA を利用した並列実行機能により、複数の制御ループがプロセッサで競合することがありません。アナログ入力レートが向上したことで、アナログトリガの精度や周波数計測機能も改善されています。
新しい R シリーズモジュールには、最新バージョンのNI-RIO ドライバ(バージョン2.4以上)が必要です。お持ちのRシリーズデバイス用 NI-RIO ドライバのバージョンが古い場合は、無料で最新版にアップグレードできます。
- 新しい Virtex-5 FPGA のゲート数は?
ゲート数は、FPGA チップと ASIC 技術を比較するのに従来使用されてきましたが、実際に FPGA 内の個々のコンポーネントの数を表したものとは言えません。Xilinx 社が新シリーズの Virtex-5製品でゲート数を特定していないのはそのためです。LabVIEW FPGA ベンチマークを行ったところ、新しい Virtex-5 LX30 FPGA は Virtex-II 1 M ゲート FPGA の約2倍のサイズで、Virtex-5 LX50 FPGA は Virtex-II 3M ゲート FPGA よりわずかにサイズが大きくなっています。
- アプリケーションにどちらの FPGA が合っているかわからないのですが。
残念ながら、構築するアプリケーションやプログラムによって、 1 M ゲートと 3 M ゲートのどちらの FPGA が必要かを判断するのは簡単なことではありません。LabVIEW FPGA モジュールと NI-RIO ドライバを使用した場合、ハードウェアがなくてもブロックダイアグラムをコンパイルできるため、必要なリソース数を判断するには実際に試してみるのがよいでしょう。
アプリケーションにどちらの FPGA が適しているかを判断する目安として、以下のガイドラインを使用できます
FPGA 上で基本的なタイミング、トリガ、同期を行うアプリケーションなら、小さい FPGA でかまいません。FPGA でタイミング、トリガ、同期とともに信号処理を行うアプリケーション(制御、デジタルフィルタ、複雑なアナログトリガ)の場合は、そのような操作に対応できるより大きな FPGA が必要です。
FPGAの内部的な仕組みについての詳細は、技術資料 FPGA の内部を参照してください。
詳しい FAQ ページへ »
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